革修理ブログ

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2026/06/30

ソファーってどうやってできてるの?

こんにちは、

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革研究所高知上町店です(^^)/

 

今日はソファーについて書いていこうと思います!

きっとみなさんのお家にもあると思いますが、どんな素材で、どうやってできているのか考えたことはありますか?

僕もソファーの座面の張り替えやカラーチェンジを施工する前は、そこまで深く考えずに座っていましたが、実際に施工するようになると、いろんなタイプのソファーがあり、内部の構造や枠組みに使われている素材など様々で、学ぶことがたくさんありました!

なので、皆さんにもぜひソファーの構造や職人の技の凄さを知ってもらい、手間暇かけて作り上げられた芸術品に、より愛着を持ってほしいなと思います(^ー^)

色んなタイプのソファーがありますが、当店は革専門の修理業者ですので、革張りのソファーについて話していこうと思います!

それでは、革張りソファーが工場で完成するまでの流れを詳しく説明します。

今回も少し長めになりますが、お付き合いください(^^)

 

革張りソファーは、単に木材(台座)に革を張るだけで完成するものではありません。

そのデザインや材料の選定、木枠の製作、クッションづくりまで、1からソファーを作ろうとすると工程の数は増えていきます。

更に、革の裁断や縫製、張り込み、品質検査など、多くの工程と職人の技術によって完成します。

 

1. 商品デザイン

革張りソファーづくりは、まず商品の企画開発から始まります。

メーカーは市場調査を行い、近年のトレンドや消費者のニーズを分析します。

「座り心地を重視したモデル」なのか「長時間くつろげるモデル」なのか「コンパクトな住宅向け」なのか、はたまた「高級ホテル向け」なのかなど、ターゲットを明確にして製品のコンセプトを決定します。

外観だけでなく、座面の高さや奥行き、背もたれの角度や肘掛けの高さ、クッションの硬さなどを細かくデザイナーが設計していきます。

設計には3D CADという機械も活用され、まず試作品を製作して何度も座り心地を確認します。

少しの角度の違いでも快適さが変わるため、数㎝数㎜単位で調整されることも珍しくありません。

 

2. 木材の選定とフレームの製作

ソファーデザインが決まると、ソファーの骨格となるフレーム(木枠)を製作します。

使用される木材には、ブナ・オーク・アッシュ・ラバーウッド・合板などがあり、高級ソファーでは耐久性の高い無垢材が使われることが多く、コストを抑えた製品では合板との組み合わせが採用されています。

木材は乾燥炉で十分に乾燥させ、水分を取り除きます。

水分が残っていると割れや反り、カビの原因となってしまうため、水分量を適切に管理する必要があります。

乾燥後はNC加工機や職人の手作業で切断し、ほぞ組みや接着剤、ビスを使って頑丈なフレームを組み立てていきます。

完成後には強度試験を行い、長期間使用しても壊れない構造かどうかを確認します。

 

3. バネ・ウェービングベルトの取り付け

木枠が完成すると、座り心地を左右する座面の支持構造を取り付けます。

主な種類はS字バネ、ポケットコイル、ウェービングベルトです。

高級モデルではポケットコイルが採用されることが多く、一つひとつ独立したコイルで体圧を分散することができます。

ウェービングベルトは伸縮性のあるベルトで、格子状に張ることで、適度な弾力を作ることができます。

これらをフレームにしっかり固定し、荷重テストを行います。

 

4. クッション材の製作

続いて座面や背もたれのクッションを作ります。

ここでのクッションというのは、分離できるものではなく、座面や背もたれにこていされている物を指します。

主に使われる材料は高密度ウレタンフォーム、低反発ウレタン、チップウレタン、フェザー、シリコン綿などがあり、様々な組み合わせで、取り付けられます。

例えば、

硬いウレタン→中程度の硬さのウレタン→柔らかいウレタン

というように、何層にも重ねることで、柔らかさと耐久性を調整することが可能になります。

高級ソファーでは最上層にフェザーを使用し、ふんわりした柔らかい座り心地を実現します。

ウレタンは専用機械や職人の手作業で正確な寸法にカットされて取り付けられます。

 

ここまでくると、ソファーの形はほぼ完成です!

ここからはクッション材を何で覆うかによって雰囲気がガラッと変わってきます!

今回は革張りですので、続いては…革の選定です!

 

5. 革の選定

革張りソファー最大の魅力は天然皮革です。

牛革が最も多く使用されており、フルグレインレザー、トップグレインレザー、セミアニリンレザー、アニリンレザー、顔料仕上げレザーなど、様々な種類があります。

革は世界各国から輸入されることも多いですが、日本製の革も需要も増えてきています。

品質の違いについては、前回のブログを見てくださいね(^^!

 

6. 革の染色・仕上げ

原皮はなめし工程を経て家具用レザーになります。

その後、染色・防汚加工・防水加工・表面保護などを行います。

顔料仕上げは耐久性が向上し、アニリン仕上げで革本来の質感を楽しめます。

最後に柔軟性を上げる加工を施し、しなやかな触り心地(座り心地)に仕上げます。

 

7. 型紙作成・革の裁断

ソファーを覆うには、数十から百枚以上の革パーツが必要になります。

型紙を作成し、革一枚の中で最も効率よく裁断できる配置にします。

天然革は場所によって伸び方が異なるため、座面、背もたれ、肘掛けなど用途に最適な部位を選びます。

裁断は大型裁断機やレーザーカッター、または熟練の職人が行います。

革の模様やシボの向きも揃えながら裁断する必要があるため、高い技術が必要となります。

 

8. 縫製

裁断した革は厚く、家庭用ミシンでは縫えないため、大型の工業用ミシンで縫い合わせます。

縫製ではダブルステッチやパイピング、飾りステッチといった縫い目をデザインとして表に出す縫製の仕方もあり、デザイン性と耐久性を高めながら縫い合わせていきます。

この作業は縫い目が少し曲がるだけでも目立つため、熟練した職人が慎重に作業します。

 

9. 張り込み

完成した革をフレームへ張る作業を張り込みと言います。

(刑事さんがアンパンと牛乳片手にやるやつではありません!笑)

この工程には最も職人技が求められ、革を均等に引っ張りながら、シワやたるみ、浮きが出ないよう少しずつ固定していきます。

革は温度や湿度によって伸縮するため、力加減を細かく調整する必要があります。

固定にはタッカーという工業用の大型ホチキスが使用されます。

座面・背もたれ・肘掛けを順番に張り、美しい立体感を作り出します。

 

10. 組み立て

脚・クッション・背もたれ・金具など出来上がった各部品を組み合わせていきます。

 

11. 品質検査

完成後は傷、縫製不良、色むら、座り心地、耐荷重、がたつきなどの品質検査を行い完成です!

 

まとめ

革張りソファーは、デザイン企画や設計から始まり、木材の加工、フレームの組み立て、バネやクッション材の取り付け、天然皮革の選定・裁断・縫製・張り込み、組み立て、品質検査などの工程を経て完成します。

特に革の扱いは、天然素材ならではの個体差が大きく、傷やシワ、厚みなどが違うため、それぞれの伸び方を見極めながら作業する必要があるため、熟練した職人の経験と技術が不可欠となります。

また、美しい見た目だけでなく、長期間快適に使用できる耐久性や座り心地を実現するため、枠組みやクッション材の品質、支持構造などの内部にも細かなの工夫と配慮が必要です。

このように、革張りソファーには多くの工程と高度な技術が積み重なっているのです。

こうして生み出される家具には、職人たちの知識や経験、そして完成品の品質へのこだわりが凝縮されているのです!

では、ソファーにはどんなタイプのものがあるのか、その種類と特徴を書いてみたいと思います。

一番バリエーションの豊富な3人掛け以上のソファーで説明したいと思います。

3人掛けソファーは、一般的に大人3人がゆったりと座れるサイズのソファーのことで、リビングの主役となるこのできる家具です。

まず、みなさんのお家にあるソファーがどの形なのか思い浮かべながら読んでみてください!

 

1. スタンダードソファー

最も一般的なタイプで、座面が一直線になった形状のものです。

幅は約170~220cm程度で、どのような部屋にも合わせやすいくデザインが豊富、家族で並んで座るのにむいています。

そのため、一般的なリビングに多く、初めてソファーを購入する人やレイアウトの変更を考えているご家庭に向いているとされています。

 

2. ハイバックソファー

背もたれが高く設計されているソファーで、背もたれが高い分、頭までしっかり支えることができます。

そのため、長時間座っても疲れにくいため、テレビ鑑賞や読書に適しているとされています。

首への負担が少なくリラックスしやすいのですが、部屋に置くと圧迫感が出やすいのが、良し悪しです。

 

3. ローバックソファー

こちらは逆に背もたれが低いタイプです。

背もたれが低いため、部屋に置いても圧迫感が少なく、開放感がある。

部屋が広く見え、モダンなインテリアによく合います。

窓の前などにも設置しやすいのが良い点です。

しかし、首を支えられないのが、良し悪しです。

 

4. カウチソファー

片側の座面が広く(長い)、脚を伸ばしてくつろげるタイプのソファーです。

足を伸ばして座たり横になって休憩できたりするのが人気です。

リラックス効果があり、家族でのんびりするのにも最適です。

そして、なにより高級感があります!

しかし、設置には広いスペースが必要になるので、お部屋の広さを考慮して選んでください。

 

5. コーナーソファー

L字型に配置された大型のソファーで家族全員で座りやすいのが特徴です。

空間を有効活用でき、家族や来客都の会話がしやすいレイアウトを作ることができます。

家族や来客が多く、広いリビングを有している家庭には最適です!

 

6. リクライニングソファー

背もたれが可動式で、フットレストも可動するタイプもあります。

背もたれが倒せるたり足を伸ばせたりするので、リラックス効果は抜群です。

電動や手動のタイプがあり、長時間座っても疲れにくいため、映画鑑賞や読書などに最適です。

設置には壁との距離が必要になることと、他のソファーより重量があるので、異動には注意です!

 

7. 電動ソファー

電動でリクライニングする高機能モデルで、ボタン一つで姿勢を調整してくれ、電源がつながっているので、USB充電機能などが付いたタイプもあります。

高級モデルに多く、細かな角度調整が可能で、高齢者でも操作しやすいのが良い点です。

ただし、近くに電源が必要で、価格はやはり高めです。

 

8. レザ―ソファー

天然皮革や合成皮革を張ったソファーで、高級感があります。

汚れても拭き取りやすく、長く使うほど風合いが増します。

耐久性が高く、多少のスレや傷は補修がきくため、メンテナンスしやすい点が良いところです。

当店のような専門の修理業者に依頼すれば、カラーチェンジも可能なので、長く愛用できます。

ただし、布に比べて暑さ(熱さ)や冷たさを感じることがあります。

 

9. ファブリックソファー

布張りのソファーは色柄が豊富で、素材によって肌触りがやさしく、ナチュラルな雰囲気を出せます。

インテリアに合わせやすく、一年中快適に使えます。

ただし、汚れが染み込みやすいため、定期的なクリーニングが必要になります。

また、雰囲気を変えるためには、布の張り替えが必要になります。

 

10. 木肘ソファー

肘掛けが木になっているタイプで、北欧風デザインに多く見られます。

木の温かみがあり、軽やかな印象を与えてくれます。

一台あるだけで、部屋がおしゃれに見え、汚れやすい部分が掃除しやすいのが良い点です。

ただし、使い方によって木部に傷が付きやすいです。

 

11. アームレスソファー

肘掛けがないソファーで、横幅を有効活用できのが良い点です。

ひじ掛けが無い分、圧迫感が少なく、横向きなど自由な姿勢で座れます。

また、部屋を広く見せられ、横になりやすいのも良い点です。

肘や物を置く場所がないのが、良し悪しです。

 

12. モジュールソファー

複数のユニットを組み合わせて使うタイプで、多彩なレイアウトが可能になります。

必要に応じて増設でき、引っ越しの際にも持ち運びしやすのが良い点です。

家族構成や部屋に合わせて使え、模様替えがしやすいタイプです。

しかし、組み合わせが自由な分、価格が高くなってしまうことがあります。

 

3人掛けに限らずソファーを選ぶ際は、デザインだけでなく使い方や設置環境も考慮することが大切になりそうです。

サイズや座り心地、素材、機能性や耐久性など、使いたい用途や部屋の雰囲気に合わせて選ぶことが重要ですね。まぁ、選んでいるときが一番楽しいんですが(*'▽')

 

 

革修理対応製品

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店舗情報

革研究所 高知上町店

代表者:宮川 大二朗
所在地:高知県高知市上町3丁目10-6 中山ビル1階南
TEL:088-881-3247

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