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2026/07/23

革 の 意外 な 使われ方 高知市

こんにちは、革研究所高知上町店です(^^)/

今日の高知市は「晴れ」!

先週からずっと晴れ!

今週もずっと晴れ!

晴れが続いている高知県ですが、雨が降らないと水不足が心配になります…。

 

人間は欲深い生き物で、暑い日が続くと寒い日が恋しくなり…

晴れが続くと、雨の日も必要だなと思う。。。

過ごしやすい春には花粉が気になり…

秋は最近短すぎる( ゚Д゚)

じゃあ一体いつの時期が一番いいんだ??

と分からなくなってしまいますが、

結論、人それぞれ好きな季節がある!

ちなみに僕は冬が好きです!

なぜなら…

汗をかかなくていいから(*'▽')

暑い時期が長くなっているように感じる日本ですが、その時期その時期でしか味わえない楽しみがあると思って、過ごしていきましょう!

 

さて、今日は「革の意外な使われ方」というテーマで書いていきたいと思います。

革製品と聞いて、皆さんがすぐに思い浮かべるのは、普段使っている財布やバッグ、靴だと思います。

しかし、革が使われているのはそれだけではありません!

家具や自動車、スポーツ用品や医療器具、さらには伝統工芸品や楽器など、普段気づかないようなさまざまな製品にも使われているのです!

そこで今回は、革とはどのような素材で、どのように作られ、どんな製品に利用されているのかを書いていきます。

そして、今後の課題についても紹介していきますので、少し長くなりますが、最後までお付き合いください(^^)

 

まず最初に、「皮」と「革」の違いについての説明です。

以前からブログに書いているので、同じような説明になりますが、同じ読みの「かわ」ですが、意味は異なります。

「皮」は動物から剥ぎ取ったままの状態で、この状態では水分やたんぱく質が多く含まれているため、時間が経つにつれて腐敗していきます。

一方、「革」は皮の状態から「なめし」という加工を経て腐りにくくしたもので、柔らかくて丈夫な素材へと変化させたものです。

つまり、私たちが普段使っている革製品は、すべてこの加工を経て作られた「革」のことを言います。

では、その革はどのように作られるかというところですが、製造工程は大きく6つに分けられます。

最初は「原皮の保存」。

牛や豚などは食肉として利用された後の皮が革の原料になります。

そのままではすぐに腐敗してしまうため、塩漬けや冷蔵保存によって品質を保ちます。

次は「洗浄」。

大量の水で洗い、泥や血液、塩分などを取り除きます。

3つ目は「脱毛」。

石灰などの薬品を使い、毛や不要な脂肪、たんぱく質を取り除きます。

そして4つ目が、最も重要な「なめし」の工程。

なめしの方法には主に2つの方法があります。

1つ目は「タンニンなめし」です。

これは植物の樹皮などに含まれるタンニンという成分を使って加工する方法で、時間はかかりますが、革本来の風合いを楽しめるのが特徴です。

財布やヌメ革製品では、この方法がよく使われています。

2つ目は「クロムなめし」です。

こちらはクロム塩という薬品を使う方法で、現在世界中で最も多く利用されています。

短時間で大量生産でき、柔らかく耐久性にも優れているため、バッグや靴、自動車シートなど、多くの革製品に利用されています。

 

その後、「染色」「加脂」「乾燥」「表面加工」を行い、最後に裁断・縫製されて製品になります。

このように、一枚の皮が完成した革製品になるまでには、多くの工程と職人の高い技術が必要となります。

 

続いて、革が使われている製品について紹介します。

まず最も身近にあるのは「財布」です。

財布は毎日使うため、丈夫で長持ちする牛革がよく使われており、使い続けることで色や艶が変化する「経年変化」が楽しめることも革の魅力です。

そして、「バッグ」もお持ちの方が多いのではないでしょうか。

ビジネスバッグやリュック、ハイブランドのバッグなど、多くの製品に革が使われています。

お子さんのランドセルも革製品の一つですね。

牛革やコードバンという丈夫な革を使用ているため、六年間毎日使っても壊れにくく丈夫な作りになっています。

そして「靴」です。

革靴は履けば履くほど足の形に馴染み、履き心地がアップします。

適切に手入れをすれば十年以上使えるものもあり、長く愛用できることができます。

他にもベルトや腕時計のベルト、名刺入れ、キーケース、スマホケースなども身近な革製品です。

 

次に、家や産業で利用されている革製品について紹介します。

まず家具です!

革で作られたソファは耐久性が高く、お手入れ次第で何十年も使うことができます。

また、使うほどに柔らかくなり光沢も増してきます。

高級ホテルや応接室で革製ソファが多く使われているのも、この高級感と耐久性にあります。

自動車にも革は多く使われており、特に高級車ではシートの他にも、ハンドル、シフト、内装にも革が使用されています。

革は見た目が美しいだけではなく、通気性があるため、長時間座っても快適に使えるとく特徴もあります。

 

スポーツ用品では野球のグローブが代表的な革製品ではないでしょうか。

新品のグローブは硬いですが、使い込むほど手に馴染み、自分の形になっていきます。

ボクシンググローブや剣道の防具、弓道のゆがけや乗馬のサドルなどでも革が使われており、多くの協議で革が用いられています。

 

では、少し珍しい革製品について紹介します。

それは…楽器です!

和太鼓やアフリカの太鼓(ジャンベ)にも革が使われおり、革の張り具合によって音の高さや響きが変わるため、とても重要な材料です。

また、日本の伝統工芸である「甲州印伝」は、鹿革に漆で模様を付けた美しい工芸品で、財布や小物として人気があります。

 

消防士や溶接工が使う耐熱性の手袋も革でできています。

革は熱に強く、火花や高温から手を守ることができるため、キャンプの道具としても一般的になってきています。

 

医療分野では義足や義手のベルトにも革が使われています。

革は肌当たりが優しく、他の素材に比べて長時間装着しても比較的快適に使用できます。

さらに、研磨機の部品や機械のパッキンなど、工業分野でも革は活躍しているようです。

このように私たちの身近な物から、普段目にすることの少ないものまで、想像以上に幅広く利用されているのです。

 

ここで、少し寄り道!

僕は和太鼓の「ドン」と腹に響くような音が凄く好きなのですが、和太鼓に使われる革の加工方法が他の革製品と少し違うようなので、ちょっと寄り道して書いてみたいと思います。

和太鼓に使われる革は、音色や耐久性を左右する最も重要な材料の一つで、太鼓本体(胴)だけでなく、革の種類や加工方法によって音の響きが大きく変わるようです。

最も多く使われているのは牛革で、牛革は厚みがあり、強度が高く、大きな力で叩いても破れにくいため、ほとんどの和太鼓に使用されています。

特に、黒毛和牛やホルスタインなどの皮が多く使われ、大きな太鼓ほど大型の牛の皮が必要になります。

小型の太鼓では馬革や鹿革が使われる場合もありますが、一般的には牛革が主流なようです。

牛革には「丈夫で破れにくい」「厚みが均一で加工しやすい」「強く張っても耐えられる」「大きな音量が出せる」「深く力強い低音が響く」などの特徴があり、和太鼓は演奏中に非常に大きな衝撃が加わるため、耐久性の高い牛革が最も適しているといわれています。

和太鼓用の革は普通の革製品とは少し違い、「なめし」を行わない生皮(きがわ)が使われます。

「なめし」を行ってしまうと革が柔らかくなりすぎてしまい、太鼓に必要な張力が得られず、良い音が出なくなるためです。

そのため、和太鼓の製造工程は「皮の洗浄」「毛の除去」「厚さの調整」「水に浸して柔らかくする」「胴にかぶせる」「強く引っ張りながら固定」「乾燥」の工程になります。

乾燥すると革が縮み、非常に強い張力が生まれ、この張力が和太鼓独特の力強い音を作ります。

太鼓職人は何百キログラムもの力がかかるほど強く革を張ります。

少し張り方が違うだけで、音の高さや響き、音の伸びが変わってしまうため、この工程は熟練職人の経験が大きく左右します。

 

天然素材なので他の革製品と同様に湿度の影響を受けます。

湿気が多い日は「音が低くなる」「響きが鈍くなる」

乾燥すると「音が高くなる」「張りが強くなる」

などの変化があるため、演奏前には保管環境にも気を配るそうです。

また、直射日光や急激な乾燥は革を傷める原因になるため避けて保存、使用します。

近年では大型の牛の減少に伴い、和太鼓用の大きな牛革を確保することが難しくなっています。

また、良質な原皮の不足や職人の高齢化、原材料価格の上昇により、生産が難しくなっているのが現状です。

素材と技術が組み合わさることで、日本の伝統的な和太鼓の響きが生み出されているのですが、これを後世にも残していくことも今後の課題となっているようです。

日本の祭事に欠かせない和太鼓を、今後も響かせてほしいですね。

 

それでは、元に戻ります。

続きは、革製品の長所からです!

何度もブログに書いていますが、1番の長所は耐久性です!

適切なお手入れをすれば20年から30年以上使えるものもあります。

2つ目は経年変化を楽しめることです。

新品の革も良いのですが、使い続けることで色や艶が深まり、自分だけの風合いに育てることができます。

3つ目は修理が可能なことです。

財布やバッグ、靴などはダメ―ジを受けた部分を交換したり縫製し直しすことで、長く使用できます。

一方で短所もあります。

水や湿気に弱く、濡れたまま放置するとカビや変形の原因になります。

そのため、ブラッシングや乾拭き、適度な乾燥、保湿などのお手入れが必要です。

 

最後に、革を取り巻く環境問題についてです。

近年は環境保護や動物福祉の観点から、革産業にもさまざまな課題が出てきています。

しかし、主に使用されている革は食肉産業で生まれる皮を有効利用した素材であり、もし皮を利用しなければ、多くの皮は廃棄物になってしまいます。

また現在では、植物由来のタンニンなめしや排水処理技術の改善など環境への負担を減らすための取り組みが進められています。

さらに、パイナップルの葉やサボテン、キノコの菌糸体などから作られる新しい植物由来レザーも開発されており、天然皮革と使い分けながら持続可能な社会を目指す取り組みが進められています。

 

まとめ…

革は財布や靴だけではなく、家具や自動車、スポーツ用品、楽器、医療器具、伝統工芸品、工業製品など、非常に幅広い分野で利用されており、革製品が完成するまでには、原皮の保存から、洗浄、脱毛、なめし、染色、仕上げまで、多くの工程があり、高い技術が必要となります。

また、革は丈夫で長く使えるだけでなく、使うほど味わいが増す素材で天然素材特有の魅力があります。

一方で、環境への配慮や新しい素材の開発も進められており、今後も革は持続可能なものづくりの重要な役割を果たしていくと考えられます。

そのままにしておけば、廃棄される材料を製品に生まれ変わらせる技術と伝統は今後も時代に合った良い形で進化していくのだと思います。

大量生産大量消費の時代から、良いものを長く使う時代にシフトしています。

布やプラスチック製品もゴミにせず、リサイクルされて新たな製品に生まれ変わっています。

安くても良い物はたくさんあり、気に入ったものを壊れるまで使っている方もたくさんいると思います。

どんな素材であっても、必ず劣化し、使用不可能になる時がきます。

しかし、それぞれの素材によって耐久年数が違い、好きな物を長く使うことができる年数も変わってきます。

それを考えた時に革は断トツに耐久年数が長く、修理の幅も広いめ、壊れたり劣化しても長く使うことが可能ですので、革製品で気に入ったデザインや使い心地の良い物が見つかると、ラッキーですね(*'ω'*)

 

もし、現在お持ちの物で修理が必要な物や、色が変わってしまった物、譲り受けたけど色が気に入っていない物、カラーチェンジで雰囲気を変えたい物などありましたら、当店にご相談ください!

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電話番号:088-881-3247

 

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